ドイツ・ロマンチック街道の旅(ローテンブルク〜フュッセン・ノイシュバンシュタイン城〜ウルム)
まずはドイツ国内の王道観光地を制覇すべく、
三連休を活用して、ロマンチック街道へ行ってきました!
仕事を定時で切り上げ電車に飛び乗って出発。
デュッセルドルフから3泊4日の旅のレポートです。
注意:ドイツ鉄道の料金は、Bahn Card 50を利用した価格です。つまりFlexpreisの半額。これはBahn Card 25を使った時とはまた金額構造が異なるのでご参考まで。
18:02 Duesseldorf Hbf(デュッセルドルフ中央駅)発
↓ ICEで3時間(約60ユーロ)
21:01 Wuerzburg Hbf(ヴュルツブルク中央駅)着
http://www.booking.com/Share-Gqdo0y
中央駅目の前なので迷うことなくたどり着けました。
そしてフロントのおじさんたちがとっても親切!
価格が安いので、設備や部屋の広さもそれなりですが、
必要十分条件は満たしてくれていたので◎。こだわりが強くない人にはおすすめ。
到着したのが夜だったのでお店は結構閉まっていましたが、
せっかくなので散策。
世界遺産のレジデンスを見に行ったり、繁華街を歩いてみたり。
こちらの地方名産のフランケンワインが飲めるバーなんかもあったので、立ち寄ってみるといいかもしれません。
<2日目:ローテンブルク〜フュッセン>
8:41 Wuerzburg Hbf(ヴュルツブルク中央駅)発
↓ (RE 乗り換え1回)
9:50 Rothenburg ob der Tauber(ローテンブルク駅)着
この日はお祭りがあったようで、駅についてそうそうコスプレ集団が。
駅から観光地エリアまでは徒歩15分くらいありました。
ちなみにローテンブルクは中世の街並みが残っているだけあって石畳が半端じゃないので、ガラガラのスーツケースは勧めません。ローテンブルクに宿泊して荷物をおいて歩けるなら良いですが、それ以外はリュックで行くことをお勧めします。
ちなみにちなみに、このあたりから気候が違います。どれくらい違うかというと、ちょっと寒いというか結構寒くて、マウンテンパーカーを現地調達したくらい。
ユニクロのウルトラライトダウンだけでは耐えられず、アウター重ね着です。
ローテンブルクの城壁内は、まさに絵本の世界!!!
この旅で一番はしゃいだ場面かもしれません。街がとにかくかわいい。
階段がちょっとしんどいけど、市役所の塔に登ることをお勧めします。
最高の景色が待ってます。
私はガラガラのスーツケースを抱えて登りました。ええ登りました。
途中すれ違ったおじさんに「それ持って上がるの?無理だよ。ちょっと上までは行けても、てっぺんまでは無理だね。どこかに預けてきなよ。」と言われるも、駅以外でロッカーなんて見なかったし時間に余裕があるわけでもなかったので、意地で登ることを決意。小さいスーツケースだったので、なんとか抱えて上がれましたがしんどかった。笑
階段そのもののスペースがかなり狭いので、大柄な男の人は登りにくいかもしれません。
典型的な日本人体型でよかった。元ゆるっと体育会系でよかった。
そしてこの街にはテディベア専門店も2店舗くらいあって、シュタイフのローテンブルク限定ベアがいました。超絶可愛かった(けど、店員さんの目が怖くて写真は撮れませんでした)。
よくガイドブックで見るところ。ああかわいい。
シュネーバルというこの地方でよく見るおやつ、正直美味しくはなかったです。笑
クッキー生地のサーターアンダギー(洋風)という感じ。
あぶらがすごい、ボリュームがすごい。
人間の拳よりちょっと大きいくらいなので、1/8くらい食べたところで飽きました。
インスタ映えはするのではないかと思うのと、この地方でしか見ないので記念に一つ食べてみる価値はあると思います(あとは期待しないで食べてみたら意外においしいってこともありますしね。。。そうそう、ハードルを下げただけです。ディスってません)。
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という本を読んで知ったのですが、聖ヤコブ教会にリーメンシュナイダーという著名な彫刻家の傑作「聖血の祭壇」があります。
芸術に疎い私でも、綺麗だなぁと見惚れる彫刻でした。
これは入って左手の階段を上がらないと見られないので、ご注意を。
その後、ロマンチック街道バスに乗車してアウグスブルク、ヴィース教会に立ち寄り、フュッセンに向かう、、、はずでした。
バス停で待てど暮らせど、バスがこない。
なぜだ。。。
もう30分は過ぎた頃、ネットでいろいろ調べてたら「バス停から数百メートル離れたところから出発した」ことがあることを知り、諦めて電車での移動に切り替えました。
しかしこの田舎町、ローテンブルクからフュッセンまで一本でいけるわけもなく、
鈍行列車を4回乗り継いでフュッセンへ。
途中、何もない本気の田舎町で1時間過ごすはめに。
とはいえ何かおもしろいとこあるでしょーと思って街を歩いてみるも、何もない。。。笑
結局駅のキオスクでただのウインナーとビールを。
しかし!!ただのウインナーとビールが美味しい。やはり天国。
そんなこんなで夜20時過ぎにフュッセンに到着。
いつもは山なんて見えないデュッセルドルフに住んでいるので、
山に囲まれたフュッセンの街が素敵すぎてハイジになった気分になりました。
すぐそこはスイス。。。いつか行きたいなぁ。
ホテルは値段で選んだらちょっと遠くて。。笑
オーナー夫婦はいい人でしたが、電球は切れてるわ大きい蜘蛛がいるわでちょっと、、、笑
駅付近のホテルを取ることをお勧めします。
駅周辺にはお店もたくさんあるし、フュッセンはゆっくりしてもいいかもしれません。
<3日目:ノイシュバンシュタイン城〜ウルム>
ぜひモデルコースにしていただきたいスケジュール!
ここは必見です。
まず、朝一のバスでフュッセンからホーエンシュバンガウへ。
8:05 Fuessen Hbf(駅をでて目の前の一番右手のバス停。トイレの向かい)発
↓ (バス:片道2.6 EURとかだった気がします)
8:13 Hohenschwangau(ホーエンシュバンガウという麓の町)着
バスを降りて少し坂を上がると、チケット売り場があります。
予約した人も、予約してない人もここでチケットを買う(受け取る)ようです。
私は予約してなかったのですが、この時間は全く並んでいませんでした。
この時、8:20。城内は見学ツアーでないと入れないのですが、英語のツアーで9:55のものが取れたようです。
チケットはいくつか種類がありますが、私はノイシュバンシュタイン城のみのもの(13ユーロ)を。
チケット売り場からさらに坂を登っていくと、
馬車とバス停があります。そして左手には坂道。
歩いて登る人も結構いましたが、ここはケチらずにバスか馬車を使うことを強くお勧めします。
バスなら往復でも5ユーロ前後でしたし、あっという間に城付近につきます。
たしか、バスはマリエン橋のすぐ近くに送り届けてくれるので、ガイドブックのあの景色もすぐに見ることができます。
私はどうやって城まで行ったかというと、馬車。
馬車に乗る機会もそうそうないし、中国人団体客がバス停にうじゃうじゃいたので(中国人が嫌なのではなく、中国人団体客のガヤガヤが苦手なのです)、ちょっとお高い8ユーロを払って馬車に乗りました。
陽気なおじさんの操縦する馬車での往路は、隣に座ったアメリカ人夫婦と、向かいに座ったカナダ人夫婦、そしてあとから乗ってきた日本人親子との楽しい会話が弾む、良い旅路となりました。
すっかり仲良くなって、そのあとのツアーも同じ時間帯だったので写真を一緒にとったりw
いい思い出になりました。馬車、おすすめ。
そして時間になり城内ツアーへ。写真禁止でしたが、他の城とはガラッと雰囲気の違う派手な色使いや、クラウンの形をしたシャンデリアがかわいくて。
あと、ノイシュバンシュタインとは、New Schwan castle という意味だそうです。城内ツアーの最後に、白鳥の像もありますのでお見逃しなく。
私の場合はこのあとにマリエン橋へ。ちょっと並んでましたが、10分程度で橋からの景色を楽しむことができました。
ガイドブック通りです。すごい景色なんだけど、もっとすごい写真をインスタ等で見てしまっていたので、感動はさほどでもなく。
とはいえ必見だと思います。
そしてバスで麓へ戻り、フュッセンへ戻るバス停へ歩いていると先ほどのカナダ人夫婦が声をかけてくれたので、とりあえずビール(つまみなし)。
その夫婦はもう孫もいるのですが、家族の話をしてくれたり、私のなんちゃない身の上話をしたり。
こういう出会い、好きです。
ガソリンを補充したところで、フュッセンへ戻り街をぶらぶら。
残念ながら日曜日のため、伝統衣装ディアンドルのお店もしまっていました。
素敵だなぁ、ディアンドル。萌える(古い)。
このあとは格安バス「Flix bus」でウルムへ移動。
16:55 Fuessen(といってもかなり中心部から20分くらい離れたところから出発)
↓ 7.99ユーロ
18:55 Ulm(ウルム:これも結構離れてて、電車で20分くらいで中央駅へ)
この日はウルム駅直結のInter City Hotelへ。
部屋は申し分なし。ただ一点、wifi工事中のため使えないってなにー!!!!
でも部屋は綺麗だし、ベッド広いし、お水サービスでついてたし、ビジネスユースにいいと思います。
ウルムはアインシュタインの生誕の地らしく、ところどころにアインシュタインがいるらしいです(私はスルーしてしまいました)。
何といっても、世界一の高さを誇るウルム教会があります。
迫力がありました。
街も綺麗だし、川沿いのお店もいい感じだし、ウルムも良い町でした。
フュッセンとは気候がまたガラッと変わって、ウルムからはアウターが不要になりました。半袖で十分。
この気温差にやられそうです。。。
完全に帰路です。
まずはFlix Busでウルムからシュトットガルトへ。
これもシュトットガルト中央駅付近ではなく、Stuttgart Northという数駅先の駅で降ろされますのでご注意を。
ちょっとだけ時間があったので、シュトットガルト市内を散策。
二度ほどきたことがあるのですが、こんなに人いたっけ?と思うほど祝日にもかかわらず人がいたので、混んでる方に歩いていくと、なんだか音楽フェス的なことやってました。
Stuttgart HbfからはまたDBでデュッセルドルフへ(65ユーロ)。
満席でした。子供が多かったので、州の祝日か何かが重なってたのかもしれません。
大きな遅れもなく、19時前にはデュッセルドルフ市内の自宅に到着。
よく歩いた旅でした。距離にして約35km、歩数でいうと約65,000歩。
ロマンチック街道バスへは、現在返金請求中です。笑
おそらく始点のフランクフルトから乗れば、そういうトラブルも防げるのではないかと思います。
いつかリベンジしたい、ロマンチック街道。
でも、中世のドイツを感じることのできる、良い旅でした。