人と違うこと
日本が異常なのかもしれない。
他の人と意見がちがうことを、恐れる文化。
大多数と意見がちがう場合に、自分の意見は押し殺さなくてはならないと感じる同調圧力。
ドイツ人は、「人による」とすごく言います。
きっとこれはドイツだけでなく、かなりの海外諸国であるのではないかと思います。
日本人が好きな、一括りに定義することの無意味さを感じます。
相手がいいと思っている価値観も、違うと思ったら結構はっきりと「わたしはこう思う」と言います。
言われた側も、大して気にしない。
そうなんだ、あなたはそういう考えなんだ、くらいの受け止め方でした。
人と違うことを恐れ、独自のアイディアを出すことが怖い組織文化、そして出る杭は打たれる小さな狭い世界の足の引っ張り合い。
まさに島国という限られた世界、限られた人種だからこそ起こるくだらない競争。
小さな組織の中で足を引っ張ったって、世界に出たらもっとすごい人はいっぱいいて、その人たちは人を蹴落とすことではなく自分がどうやったら頭一つ出られるのかを考えている。
世界を知るって、そういうことなんだと思った。
生きてる世界の狭さは、視野の狭さにつながりやすい。
そうでない人ももちろんいるけど、様々な価値観、生き方、レベル、種類の人々がいることを知ってる人は、くだらない争いや諍いにエネルギーを費やさない。
今を、明日をよりよく生きることに集中してる。
若くても、若くなくても、
いつでもいいからとにかく世界に出てみたほうがいい。きっと何か感じるものや考えることはあるはず。
そこからまた考えればいい。
少なくとも、狭い世界で威張ってる人間にはなりたくない。
意地汚い大人にはなりたくない。